NoBlog -I'm Hearing Impaired-

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感音性難聴(右:105dB 左:91.25dB)/ 音声認識と情報保障に関する研究をしてました

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聴覚障害のある私が「就活」してみた

はじめに


 就職活動中、「聴覚障害者」×「就職活動」ついての良い情報が、検索しても見つからなかったので、投稿しました。もし就職活動が上手く行かなかったとしても、内容に関して、筆者は一切の責任を負いません。ご容赦ください。

まず始めに、聴覚障害者が就活する上で困ること

  • 説明会が聞き取れない
  • 面接での受け答え
  • 選考案内等の電話に対応できない(←聴力レベルによります)

上記は一例ですが、健常者と同じように就職活動したら上手くいかないと思うので、工夫する必要があると思います。私は、会社側が「障害者に対して、どのようなスタンスを取っているのか」という点に絞って、就職活動してきました。とくかく沢山の企業に配慮のお願いをする(個別面談やメール対応可能かどうか)メールを送りました。また面接で自身の障害を説明するのですが、これが本当に難しいです。10年以上共に生活した家族でさえ私の障害を完璧に理解してもらえないのに、数分程度で面接官にどうやって説明するか。11月頃、私はポートフォリオポートフォリオ - NoBlog -I'm Hearing Impaired-)を作成し、自身の障害をうまく説明できるように練習しました。

おすすめサイト


  1. WebSana(障害者のための求人・仕事・雇用情報なら就職・転職サイト【ウェブ・サーナ】)
  2. クローバー  (障害者の求人・就職・採用情報や転職・仕事探しならクローバーナビ)
  • 一般的な合同説明会に行っても、説明内容が聞き取れなかったり、人が多すぎてプレゼンも見えないことあります。ここで紹介したサイトの説明会は、一対一で面談ができます。有効に活用することをお勧めします

具体的な配慮例


  • 外資IT: 説明会にて、私1人に対して、3人のプロのテイカーが付きました
  • 某メーカー:プレゼン面接時に、ホワイトボードを使ってサポートしてくれました。また選考前に、同じ障害を持った社員と面談させて頂きました
  • 私がエントリーした企業は、すべてメールで選考の案内をして頂きました。電話は一度も使っていません

※とにかく、配慮をお願いするメールを沢山送りました。ほとんどの企業は、丁寧に返信してくれます。

アドバイス


  • 面接の終わりに、配慮してくれたこと(仮に自分にとって満足な配慮じゃなかったとしても)の御礼を言いました
  • 余裕があれば、インターンシップに行って、仕事する上で自分自身がどんな配慮が必要なのか分析しておくと良いです。就活前に、私は3社(Nobuhiro Kuwaharaインターンシップを経験しました
  • 色んな人(社会人、先輩、同期、先生、両親 etc.)と相談してください
  • 面接官側の視線に立って考えてください
  • 恥ずかしくても、ESは他人(なるべく色んな人)に見せてください

最後に


就職活動は、改めて「自分自身の障害」を学ぶ機会であり、また「他人に自分の障害を説明」する良い機会です。それでは、頑張って下さい!!