NoBlog -I'm Hearing Impaired-

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感音性難聴(右:105dB 左:91.25dB)/ 音声認識と情報保障に関する研究をしてました

【Mail】 kuwanobu0アットgmail.com 【Twitter】 gobou2007

「耳が聞こえない」!=「英語ができない」

" != "はnot イコールという意味

バックグラウンド


「耳が聞こえない・聞こえにくい」ため、英語学習に苦労する人が多いかと思います。私は生まれつき感音性難聴で、特に高音が聞こえません。英語は、日本語に比べて高周波の音声が含まれる言語ですので、私の場合、残存聴力を活用しても聞き取ることが困難です。中学生の時、リスニングテストの際は、職員室で個別対応(ヘッドホン)をしてくれましたが、それでも聞き取れず、勘で解答していました。そのような経験から、リスニングに時間をかけて勉強することに疑問を思い、高校以降はリーディングの勉強に力を入れるようになりました。

大学時代は、英語論文を読むことがメインでしたので、また英会話の講義を履修しなかった理由もありますが、特に苦労しませんでした。大学院に入ると、英語を使う機会が圧倒的に増えました。英語できないと、講義やゼミについていけなく、正直にしんどいです。講義に関しては、予習(昨年度の講義資料、オンラインサイト)を利用していました。ゼミでは、同期がパソコンテイクをしてくれますが、留学生の発表となると、内容的にも難しいため、100%の情報保障は難しいです。配付資料や論文を読むことで、聞き逃した情報を集めています。留学生とのコミュニケーションでは、英語で筆談してもらう・SNSの活用する等の工夫をして、交流しています。

おすすめサイト


  1. スタンフォード大学の教授らが立ち上げた無料オンライン講義サイトCoursera(Coursera.org)
  2. 世界中の大学が、インターネットで講義を無料配信するオンライン教育システム"エデックス"(edX)
  3. 様々なプレゼンの模様を録画した動画アーカイブ(TED: Ideas worth spreading)

英語検定試験の配慮


  1. TOEIC:目・耳・肢体などが不自由な方は問い合わせとのこと(TOEICテスト|スケジュール・申込|申込方法・受験料
  2. 実用英語技能検定:障がい者に特別措置について(お申し込み | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会) テロップによる特別受験が可能です。

総括


この時代、無料で英語字幕の講義を視聴したり、SNSで外国人と交流できて、本当にラッキーだと思います。耳が聞こえないから(リスニングは難しいかもしれないけど...)、英語ができませんって言ってられないですね。